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特集

臥雲義尚(がうん よしなお)氏

臥雲義尚(がうん よしなお)氏

 

1.市長を志した理由・きっかけ・エピソード

人口減少が進むと日本の自治体が半数近く消滅しかねないという内容の論文が、2014年に発表された。衝撃的な論文で、東京一極集中の国づくりには限界があり、地方都市が生き残っていける方向に舵を取らなくては大変だと思った。当時NHKでその特集番組のプロデュース等に関わったときに、伝える側ではなく、生まれ育ったふるさと松本で街づくりをしていく側にまわりたい、と思った。2016年に松本市長選があったので、NHKを退社し立候補した。地方都市が衰退しない街づくりを松本市で率先して行いたいという思いは、前回の立候補から4年たった今、より切実なものになっている。松本市が日本をリードするような成功例となれば、市民の皆さんの暮らしを上向きにすることにも繋がる。

2.松本市が抱えている一番の課題とその解決策

にぎわいの喪失と稼ぐ力の低下が課題だと思う。松本市は自然環境・観光資源に恵まれているとよくいわれるが、そこで終わってしまっていたら賑わいも稼ぐ力も生まれない。これらを新しい産業や人々の所得に繋げていかなくてはならない。

それにあたり、松本が遅れているものは2つある。1つは、交通インフラ。渋滞の慢性化、大都市と比べて公共交通の整備が十分でないことなどに取り組んでいきたい。もう1つは、情報通信技術の活用。地方は高齢者の方が非常に多いので、日々の生活や市政においてもあまり利用されていない。しかし、本当は東京以上に離れていてもコミュニケーションが取れることを当たり前にしていく必要がある。

 

3.松本市に定住することに魅力を感じる若者を増やすことに関して

情報通信技術が当たり前に使えることは、若者が住んでみたい街づくりの基盤となる。しかしそれは前提条件で、仕事と遊びのバランスが良い、東京に負けない都市とすることが必要だ。自分に引きつけすぎなのかもしれないが、娯楽の豊富さは若者にとって大切な要素だと思う。お金をあまりかけないで遊べる場所を、大都会と同時代的に確保すると共に、自然環境の良さなどの魅力を加えることで、東京とは違う魅力的な都市となるだろう。また、市民の声を聞くことを大切にし、気軽に若者が市長に意見を届けられる、LINE等のSNSを活用した体制をつくっていきたい。

4.情報発信(SNSやブログ)に関して

個人として利用しているSNSは、年齢層によって種類に違いがあるので、Twitter・Facebook・Instagram・Youtubeなど全て利用している。感性の違いもあるので、これらは20代のスタッフに担当してもらっている。Facebookにまず可能な限り自分で投稿し、それをもとに各SNSの特徴に合わせて投稿をしている。

市政としては、SNSごとの特徴を生かして発信することを若い人と一緒に考えていく。理想は何か一つの媒介で全ての情報を松本市民が共有できることだと思うが、しかしまだ現実の社会がそうなっていないので、各種活用していきたい。松本市のホームページは見づらく、インターネットに詳しい人が作っていないのだろうなと感じている。若い人のほうがこれに関しては知識もあるので、年功序列の中で分からない人が決めてしまうのではなく、若い人に責任者を任せていきたい。

5.松本市の交通政策に関して、問題とその解決策

松本市が全国的に交通に関して全般的に最も遅れていることが、交通問題だと考えている。ここだけ直せばよいということではなく、全般を変えなくてはならない。まずは渋滞緩和してほしいという市民の声に答え、道路の拡幅・右折レーンの増設などの地道なことをきめ細かくやっていくことが必要である。

そのうえで、路線バスの復権と自転車を快適に利用できる環境の整備という2点を柱として力を入れていく。バスに関しては、例えば、現在の駅とバスターミナルの位置関係は中途半端に離れていて、初めて来た方は困惑する。現金払い、バスのサイズ問題など、小さな不便が積み重なり利用者は減っていく。路線バスは市民の足として確保していくべきなので、公設民営の体制を市内全域で整えていきたい。自転車に関しては、駅前には駐輪場が十分整備されておらず、自転車の使用者に優しくない環境である。自転車が通れる道を確保していくことなどを行っていきたい。

6.松本市の受動喫煙防止条例に関して

【あまり評価していない】

現在の禁煙エリアがとても狭いと思う。拡充していくために、商店街の方々と話し合い、街の在り方を理解して頂くと共に、吸う場所の確保も進めていかなくては机上の空論になってしまう。今はどちらもできておらず、中途半端だ。エリアの拡充と喫煙スペースの確保を両輪で進めていくことで、分煙を徹底し、水・空気が美しい街、松本をつくっていきたい。

 

7.多様性を尊重しあう松本市にするために、特にどのような政策が必要であるか

松本は賑わいをつくっていかなくてはならないが、多様な人々がいる中でイノベーションは生まれてくると思う。都会に引けを取らない多様性を重視した街としていくことを前提とし、政策を行っていきたい。

例えば、LGBTの方々に関しては、同性パートナーシップ証明制度を松本でも実現する。外国由来の方に関しては、市民の方と関わる機会、英語や日本語教育の機会を創造していくと共に、就業支援にも力を入れる。障がい者の方々に関しては、特別支援学級は県の管轄なので要望を伝えていくこと、18歳で就職するという選択肢だけでなく、その先の学びの機会を設けることを行う。女性参画は、アファーマティブアクションの考え方に基づいて、市役所の幹部職員の30%を女性とすることを進めていく。市役所が率先して進めることで、企業などにも広がっていくだろう。

8.若者へのメッセージ